撮影日は、撮影場所のセッティングや商品の確認等、ばたばたと作業に追われます。
印刷されてカタログとして完成してしまうとその時の気持ちは薄れていってしまうものですが、一枚でも写真に残しておくと、その瞬間に戻れます。
今回のカタログでは外での撮影も予定していたため、晴れて欲しい、と祈りながら撮影日を決めましたが、おかげさまで晴天に恵まれ、猛暑の中の撮影でした。
この時期の撮影、モデルにとってもスタッフにとっても結構ツライです。「暑い」のはもちろんのこと、外での撮影では「虫刺され」がプラスされます。
スタッフ全員が、虫除けスプレーで蚊を防御し、大汗をかきながら扇子でモデルを扇ぎ、商品を持ってハウススタジオ中を駆け回る。カタログ上には見えないけれども、結構大変です。
特に、こんな時にも文句を一言も言わずに真冬のコートを着込みながらも笑顔でいるモデルには本当に脱帽です。
そんなモデルを選ぶためにも、モデルオーディションには事前準備も含め、時間をかけます。今回もそのおかげで本当に可愛くて性格の良いモデルに恵まれました。
こう書いている現在も、次のカタログを制作中です。入稿ぎりぎりまで粘って粘って、前回よりもさらに良いものが出来るように、と思っています。